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横浜丸中ホールディングス株式会社 代表取締役社長 原田 篤

横浜丸中ホールディングス株式会社
代表取締役社長 原田 篤

横浜丸中グループのはじまりは、中核となる横浜丸中青果株式会社の設立された1947年、横浜の地が戦後復興間もない、食料不足で野菜、果物の流通も未整備な時代まで遡ります。その後70年を超える年月を通じて、横浜市民、神奈川県民を中心とした各家庭の食卓に、人が生きていく上では欠かせない野菜・果物を安定供給していくことを使命として事業を進めてまいりました。

この間、我が国は食料不足の時代が終わり、高度経済成長を経て飽食の時代へと移り変わってきました。これからは農業人口の減少、少子化、高齢化、地球温暖化やウィルス等の新たな脅威への対策をしながら、これまで以上に生産地、消費者により踏み込んだ対応が必要とされています。

そのため、創業当初からの事業である横浜丸中青果株式会社が市場青果卸として行ってきた、全国の生産地からの集荷と市場内業者、小売業者への販売を中心とした業務を、時代のニーズに応じたものに発展させながら、直販、加工機能を有する横浜市場センター株式会社や物流センターの運営、物流事業を中心とする横浜ロジスティクス株式会社を設立し、両社の経営を軌道に乗せていくことで、ホールディングス化によるグループ経営へと発展させ、横浜丸中グループを形成いたしました。

横浜丸中グループ形成以後も、カット野菜製造会社の完全子会社化、農業生産への取り組み、民間企業として全国初の卸売市場の開設・運営といったグループ経営ならではの挑戦を続け、新しい時代の青果流通、卸売市場のあり方を模索しているところであります。

今後も、青果物の最適流通に貢献するローコスト型のグループ経営を実現しながら、日本の農業の発展に寄与し、生産地、お取引先並びに消費者の皆様から青果物の中間流通機能として将来にわたって必要とされる会社を目指して努力して参ります。